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リスクを取らないことが最大のリスク

中国で発売1年足らずで9兆円近い資金を集めた「余額宝」という投資商品があります。仕掛けたのは中国の電子商取引(EC)最大手アリババ集団で、預金を一部自由金利の大口定期で運用することで、通常より高い利回りを実現しています。アリババの馬雲会長は「金融業には撹乱(かくらん)者が必要だ」と、刺激的な文章を中国共産党機関紙の人民日報に載せています。中国には馬雲会長のようなリスク志向の経営者が沢山います。リスクを好まない経営者の方が少数派と言って良いと思います。彼らはただがむしゃらにリスクを取っているのではなく、ほぼ確実な勝算があった上で、積極的にリスクを取りにいっているようにも見えます。

資産運用についても同じことが言えます。元本保証型の金融商品は、実は非常にリスクが高い運用になることがあります。元本を保証する金融機関が倒産したら、元本以下の金額しか戻ってこないことが確定してしまうからです。その一方、元本保証ではない積立ファンド、ランドバンキングなどの投資商品は、リスクをコントロールしやすい金融商品と言えます。運用状況によって利回りに変動は生じるが、価格が下がる確率よりも価格が上がる確率の方がずっと高く、たとえ運営会社が倒産しても、ファンドやランドの価値が影響を受けることはないからです。金融の仕組みを学んでいけば、元本保証にこだわるよりも、リスクをコントロールする運用をした方が、結果的にリスクが低くなるということが分かってくると思います。

人生においても、全くリスクを取らない人生よりも、積極的にリスクを取る人生の方が面白く、やりがいがあるのではないかと思います。

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