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中国からエチオピアへ – インフラ、製造業、農業・・・進む資本投下と経済協力


[ 2016-01-27 ]

エチオピアの首都アディスアベバの南、喧騒に満ちた雑然たる市街地を30分も走った先、もはやにぎわいも薄れた地区に、突如「XX家俱城」と中国語の看板が現れる。アディスアベバ各所には中国からの経済協力の成果と、中国の“草の根商業力”の足跡が随所に見受けられ、両国の結びつきの深さをうかがわせる。

 

道路標識、英中との3言語

例えば、オロミア州州都アダマからアディスアベバまでの78kmの高速道路は、中国からの優待借款をもとに中交第一公路工程局によって建設された。2015年9月に開通した首都横断ライトレールは中国中鉄が建設し、深圳地下鉄が運営を受託している。アフリカ連合本部ビルは、中国政府からの2億ドルの資金援助で、12年に建てられたものだ。正統派の中華料理店は既に何軒もあり、高層ビル建設現場のブロック塀には“中国建築股份”のゼネコン名が掲げられている。日米韓の中古車の間に、吉利や力帆といった中国ブランドの新車が見受けられるようになってきた。道路標識は英語、エチオピア公用語、中国語の3カ国語で表記されている。

 

今後10年で雇用250万人

かつては内戦に揺れる貧困国だったエチオピアだが、近年では政治的・宗教的にも安定し、治安も良好で、アフリカの航空ネットワークのハブにもなるなど、発展のポテンシャルを秘めた国となっている。

主力産業は農業だが、人口(9900万人)の47%が15歳以下、70%が30歳以下という構成のため、今後見込まれる人口ボーナスの獲得のためにも、雇用の受け皿となる製造業の育成に注力している。この状況を好機と、中国製造業界の間では、中国国内の過剰生産能力を移転する動きが始まっている。アディスアベバの南方50kmに中国民営企業が設立した東方工業園があるが、シューズ・メーカーの華堅が12年に進出、毎年200万足のシューズを生産し、4000人の雇用を生み出している。同園区内には36社が立地、合計6500人以上の雇用効果を創出している。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団エチオピア代表所のHaddis Tadesse代表は、製造業による今後10年間の雇用効果は250万人と見込まれている、と語るとともに、農業の面でも種苗育成や水資源管理などの技術協力、小型農業機械の提供、農産品の中国への輸入といった多方面での2国間協力の可能性を挙げている。中国政府も12月、総額600億ドルの資金援助を発表したばかりだ。【第一財経日報15年12月16日】



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