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中国ビジネスニュース

GE – 中国IoT市場、開拓強化へ/イノベーション拠点も新設


[ 2016-09-23 ]

GEは7月20日に上海で、IoT分野におけるイノベーション拠点GE Digital Foundryを開設した。2016年の開設分では、パリに続く2カ所目。20年には1660億ドルに達すると見込まれる中国のIoT市場を、同社が進めるインダストリアル・インターネットのネットワークに組み込もうというわけだ。

Whenever BizCHINA 2016年9月号, ニュース, 中国経済, GE, IoT, Shanghai

中国IoT市場の開拓強化を進めるGE(写真は上海GE中国科技園の一部、Whenever BizCHINA編集部撮影)

 

1%効率化の威力

インダストリアル・インターネットとはGEが提唱する産業機器のネットワーク化で、Predixとは各産業機器が生み出す膨大なデータを分析・活用するためのソフトウェア・プラットフォーム。たとえば100万kWの発電能力を持つ発電所を比べた場合、Predixをベースに発電施設内の機器をシームレスに結びつけ発電効率を高めたデジタル・パワープラントは、そうでない発電所に比べ二酸化炭素放出量を3%低減できる。これはひとつの発電所のライフサイクル内で3億5000万元をコストダウンし、石炭消費量を毎年3万5000t削減できることを意味する。

他の諸産業でも、1%の効率アップがもたらす影響は小さくない。

GEの段小纓グレーターチャイナCEOによると、航空機の燃料消費が1%改善すれば(世界全体で年間に)300億ドルのコスト節減になる。13億kWの発電所がネットワーク化で1%効率を上げれば600億ドルのコスト削減になり、医療設備の場合も600億ドルの医療支出節減を生み出すという。

 

中国東方航空と

アプリの共同開発も

GEは航空機エンジン世界大手の一社だが、中国では3000台以上の航空機エンジンに対しメンテナンスの一元管理を進めている。飛行中の排気温度などをリアルタイムで地上にいるGEエンジニアに衛星経由で送信し、エンジニアは異常があれば航空会社に連絡するという仕組み。さらに中国東方航空はGEと共同で運航改善アプリのMy Flightを開発した。フライト時の軌跡や動作を記録し、東方航空の全機材の平均値と比較することで、クルーの操縦技術と安全性の向上を図るものだ。

今回新設したDigital Foundryは上海GE中国科技園内にあり、面積4000㎡、投資額は1100万ドル。1千人を超える開発者を新規雇用する計画だ。【第一財経日報7月20日】



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