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中国ビジネスニュース

人工知能 – Siriや無人操縦…その先にあるものは


[ 2017-01-07 ]

現代人にとって人工知能(AI=Artificial Intelligence)はまだなじみが薄いが、アップルの携帯端末に搭載されている秘書機能アプリSiriや、今話題の無人操縦などもその一種だ。公開資料によると人工知能の2015年の世界市場規模は74億5000万ドルで、2020年までに183億ドルに達すると予測されている。

 

供給側改革に貢献

Googleが開発したコンピュータ囲碁プログラムAlphaGoが15年10月に、ハンディキャップなしで人間のプロ棋士に勝利した一件は、AI技術の到達点を示すマイルストーンともなったが、その先にどんな社会的メリットがあるのか。

清華大学データ科学研究院の韓亦舜執行副院長は、市場における需給の不均衡の解決に、AIとビッグデータが貢献し得ると語る。需給の不均衡(が引き起こす経済の不調)は日増しに顕在化し、“供給側改革”が待ったなしの状況となっているが、需要側の情報が不足している中では、供給側の改革も盲目的にならざるを得ない。身の回り品から産業の現場まで、さまざまなものがAIと結びつくことで、AIは収集される膨大なデータを分析し、自ら学習して、市場の需要を反映した供給システムを構築できるようになるからだ。

中国政府は既に、2018年までの3カ年計画でのAI産業の育成指針「“インターネット+”人工知能3カ年アクションプラン」や「スマート機器イノベーションのためのアクションプラン」などを策定しているが、米国はじめ各国でも同様の施策が打ち出されている。

 

人間の知覚を再現

AI研究の現状は、まず人間の知覚・感覚の再現にフォーカスしている。その最たるものが視覚だ。博康智能副総裁の慮正華氏は、人間の脳のニューロン・ネットワークをモデルとした深層学習により、AIは既に多種多様なビデオ映像を、光線や部分的な遮蔽物を除去して正確に識別できる段階に達していると語る。

その一例が自動車の車種判別だ。200万画素の交通カメラによる6車線の道路の監視映像の場合、映像の精度が低く人間の目では車種判別は困難だが、AIは深層学習によって高確率で見分けることができる。

また、AI技術が自律的に学習し判断する機械の開発にある以上、AIが社会の利益となる判断を下すよう、“道徳”を身に着けさせることも重要となる。【第一財経日報10月16日】



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