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中国ビジネスニュース

山峡集団, 米企業のブラジル発電事業を12億ドルで買収へ


[ 2017-01-07 ]

米国の大手電力会社デューク・エナジーは、参加企業のブラジルの水力発電会社を、長江三峡集団に売却することで合意した。売却額は12億ドル。2~4カ月以内に取引は完成する計画だ。既にブラジルの国家電力エネルギー管理局と独占禁止局、中国の関係当局の承認は取得済み。

 

デュークは国内事業に集約

デューク・エナジーは米国における電力および天然ガスの大手供給業者で、5つの州の400万戸に電力を供給している。また、グループ企業は北米からラテンアメリカにかけて数多くの発電施設を展開している。ブラジルでは合計2057兆の発電能力を備えた8つの水力発電所と、各16兆5000億Wの小型発電所を2基所有しており、合計発電能力は2090兆Wに達する。

しかしデューク・エナジーは2月、世界各地の経済低迷と為替変動リスクに対処するため、米国事業の収益の安定化とキャッシュフローの増強に注力することを公表。米国国内のコア事業に経営リソースを集中させ、国際エネルギー事業からは段階的に撤退する方針を打ち出していた。

 

三峡、着々とブラジル開拓

一方の三峡集団はブラジルを主要市場のひとつとにらみ、2011年からリサーチを開始、13年には現地法人を設立し、ポルトガル系電力会社やブラジルの政府系電力会社とも協力関係を築いてきた。16年1月までに7つの水力発電所と11の風力発電所に投資し、そのうちイーリャ水力発電所とジュビア水力発電所では、30年間の経営権を37億ドルで落札している。両発電所の合計発電力は500万kW。三峡集団のビジネスは既にブラジルの10州にまたがり、同国において第2の規模を持つ民間発電企業になっている。三峡集団は公式サイトで、ブラジルは資源に恵まれ、旺盛なニーズがあり、電力供給インフラも整っているなど、同社が目指す“国際的なクリーンエネルギー企業”を達成する上で重要な市場となると語っている。

主力事業の水力発電以外でも、三峡集団は積極的な海外投資を展開している。例えば15年10月には、ポルトガルの国営電力会社との間で、英国スコットランドのマレー湾における116万kWの海上風力発電施設の、総額40億ポンドにのぼる共同開発契約を締結しており、16年6月には米国の投資会社ブラックストーンからドイツの海上風力発電プロジェクト“メーアウィンド”の株の80%を17億ユーロで買い取っている。【第一財経日報10月11日】



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