中国ビジネス情報誌 Whenever BizCHINAとWhenever Bizpressoから、お役立ち現地情報を発信中

※掲載内容は全て、誌面掲載時の情報です。

 
about_us

ビズマガ

トレンドリーダーに訊く!

用友ERP-U8 データの見える化 など、追加機能ソフトを本格販売


[ 2014-07-09 ]

ITソリューション業の上海安為信息技術は6月から、特定の中国製ERP(※)に経営データ分析機能などを追加する自社開発ソフト「ACube分析帳票システム」の拡販に乗り出した。同社は用友軟件股份(用友)製ERPの導入支援を手掛けており、新ソフトの対象となるのは「用友ERP-U8」。2013年5月の発売以降もマイナーチェンジを重ねてきたが、その成果を盛り込んだ完成版を市場投入し、1年間に50社からの受注を目指す。同社総経理の寧宏暉氏に、同ソフトの強みや販売戦略などを聞いた。

1

データ共有などの課題解決へ

―ERP にもさまざまな種類があるが、用友ERP-U8の特色は。

「たとえばドイツ製ERPのSAPは、グローバル展開に有利な機能を備えた大企業向けのシステムだが、用友ERP-U8は企業単体を管理するもので、中小企業を主ターゲットとしている。日系企業の利用も多く、日本市場における中国製ERPではシェア8割を占めている」

―独自に機能追加ソフトを開発した理由は。

「U8は企業単体向けなので、グループ企業間でもデータを共有できず、連結決算にも対応できない。また、財務会計やサプライチェーンなど一般的な業務に対する帳票は搭載しているものの、ユーザー特有の帳票が必要となった場合には専用の作成機能を購入しなければならず、追加した帳票を見るにもライセンス料がかかる。当社のACubeは、これらの課題を補うためのものだ」

2

20種類の分析帳票搭載

―データ共有はどのように行うのか。

「ERPで蓄積した経営データを検索して一覧表示したり、グラフ化などの自動分析をする。分析用の定型帳票は20種類備わっている。検索・分析したデータは、インターネットを通じてパソコンや携帯端末、テレビ画面で確認可能だ。中国語だけでなく日本語や英語にも対応しているので、日本本社もリアルタイムで情報を確認・分析できる。また、グループ各社の財務データを自動で集め、連結帳票を作成する。手作業で集めていた従来に比べ、作業時間を大幅に短縮するとともに、入力ミスの防止にも役立つ」

財務データを自動変換

―連結決算への対応は。

「中国側の財務データを日本仕様に自動変換することで、中国現地法人と日本本社の連結決算も可能にする。中国と日本では会計基準が異なるので、現地法人が日本本社に財務情報を報告する際には、勘定科目の変更や再計算が必要となるが、会計制度に対する担当者の理解不足によるミスも少なくなかった。ACubeはその課題をクリアする」

―帳票の追加機能は。

「ITの知識があれば、ユーザー独自の帳票も画面操作だけで作成できる。当社が作成を代行することも可能で、従来のU8カスタマイズ費用の半分程度で対応する」

年間50社の需要見込む

―現在の利用者数は。

「日系企業とローカル企業合わせて8社。U8と一緒に導入したケースもあれば、U8ユーザーが分析ツールとして導入した事例もある。発売後も細かい機能追加などを繰り返していたので拡販は控えてきたが、今後は一気に市場展開する。ACubeは5日程度で導入でき、時間をかけずにERPの機能を拡充させられる。こうした利点もセールスポイントに、1年間で50社の導入を見込んでいる」

―どのような利用者層を見込んでいるか。

「日系企業の比率が大きくなるだろうが、地場企業にも必要な追加機能だから、そちらの市場開拓も狙っている。今後は携帯端末でも閲覧できるようにするなど、さらに機能強化していく方針だ」

 

3



人民元
 その他、為替レートは、こちらより。

無料配送キャンペーン
やまびこ上海 ウェネバー人材 ウェネバートラベル
ウェネバーオンライン らくらくプレス