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全コンサルタントが製造業の現場経験者 – 大洋正銘ビジネスコンサルティング(上海)総経理 趙 彩虹氏


[ 2014-09-09 ]

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―自らコンサルタント業を始めようと思い立った理由は。

「既存のコンサルティングのあり方に課題を感じたからです。特に、工場や商社の現場経験者が非常に少なく、現場の痛みや苦労を理解した上でのサポートが得られません。たとえば通関が止まれば、現場は生産もすべて止まってしまい、仕事もないのに給料だけは払い続ける事態になります。現場経験のないコンサルタントは、そうした困難にもどこか他人事でした。

大洋正銘はコンサルタント全員が現場経験者で、かつチーム制で複数分野に横断的に対処しています」

固定客300社

04年、社員数4人のコンサルティング会社としてスタート。その翌年に、従業員数1万人の京セラの工場から依頼を受ける。

中国進出した日系企業に、通関、財務、政府交渉など広範なコンサルティングを提供する大洋正銘ビジネスコンサルティングは、約50人のコンサルタント全員が製造業の現場経験者。自身も日系大手の製造現場出身である趙彩虹総経理は、「現場の苦労が分かるからこそ、他人事にしないコンサルティングができる」と語る。中国全土で300社の固定客を持つ同社の取り組みを聞いた。

他人事コンサルを反面教師に

趙総経理はリコーの中国工場で10年のキャリアを積んでいる。さまざまな課題の解決をコンサルタントに依頼することもあったが、やがて現場経験に基づかないコンサルティングのあり方に違和感を覚え始める。

―独立早々の快挙でしたね。

「このとき京セラは、当社を含め3社の地場系コンサルタントを比較したそうです。3社のうち2社は、京セラがわざと出した無茶な要求にも“ウチなら可能です”などと答えたそうですが、当社は正直に答えたおかげで、信用を得ることができました。京セラは今でもクライアントとしてお付き合いいただいており、先日開催した当社の設立10周年記念パーティにもお越しいただきました」

―現在のコンサルタント数と固定客数は。

「コンサルタントは正銘グループ全体で約50人、それぞれが専門分野を持って多様な依頼に対応しています。固定客は300社以上、うち100社以上は経営相談などの年間契約をいただいています。固定客のうち世界500強関連会社が4社、一部上場企業関連会社が118社あり、中小企業170社、零細企業8社からもご契約いただいています」

―12年に上海にも進出した。

「上海は、中国進出した日系企業が製品展開を進める際の玄関口。必然的に通関トラブルも多発します。現在、上海法人所属のコンサルタントは4人、全員が地元採用です。その中には、日系工場で3年間総経理を務めた人材もいます」

 



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